2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

linux: カーネルからioctl(2)可能なfdをユーザ空間に返す

KVMはioctl(2)でVMを作ったりvcpuを作ったりします。この時に使うfdは/dev/kvmファイルに対してioctl(2)を実行した時の戻り値です。ioctl(2)の戻り値がioctl(2)可能なfdとなってます。ユーザーランドに返すfdはどうやって作るのかというのが今回のめもです。…

dockerでNignxのリバースプロキシとwebアプリをlinkしたローカル開発環境を作る

前に仕事で作ったdockerを使ったwebアプリの開発環境の覚書です。 実環境はAWSで動いていて、ALBがhttpsでリクエストを受けてALBとwebアプリはhttpで通信します。このような構成をdockerで作りたかったわけです。 簡単な概要はこんな図になります。 ALBのと…

Linux:パフォーマンスに影響あるデバッグオプションがどれだけ影響あるか試してみた

なんとなくやってみた系ですね。 今回はCONFIG_DEBUG_OBJECTSのところです。 CONFIG_DEBUG_OBJECTS_FREEがkmalloc/kfreeをヘヴィにつかうような場合にパフォーマンス劣化するよーなんていってます。 まずはCONFIG_DEBUG_OBJECTSの項目を全部無効にした場合。…

qemu: pyhtonでゲストとシリアル通信

ゲスト側のLinuxカーネルでシリアルコンソールを有効にしているときに、ホストからpythonでシリアルコンソールにアクセスするときメモです。 ゲスト側はカーネルのコマンドラインでシリアルの設定をするのと、qemuのオプションで-serial ptyとしてptyを使う…